娯楽の極み

キングスマン:ファースト・エージェントの娯楽の極みのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

過去2作品の大ファンなので過大評価してる節は否めないけれども、2時間超きっちりと没頭させていただいたので満足度は高め。今回もだいぶ音楽で遊んでいるけど違和感なし。センス○。

キングスマンがキングスマンたるスタイリッシュさを手に入れる前の時間軸を描いたストーリーなので、そこかしこで泥臭く、失敗し続け、時には単なるラッキーでトラブルを回避していく。とはいえ剣や銃の扱い、格闘術においては他の追随を許さない実力者のオックスフォード公、キングスマンの代名詞であるアクションシーンは圧巻でした。お見事。

ショーラとポリーの活躍も見もので、それぞれに見せ場が用意されていて頼もしい。スナイパーライフルかっこよ。

戦争映画好きには堪らないシリアスなシーンもあり、コンラッドの必死な姿はハクソー・リッジを思い出した。1917はまだ観れてないので今度見よ。しかし一番死んで欲しくない人が死んでしまったなあ…。そういう意味ではマーク・ストロングもそう。

SFバリバリの現代版と違ってローテクを駆使して戦うあたりに、過去作のファンはちょっと残念に感じた人も居るんだろうなと思った。世界史好きだったら多分ニヤッとするシーン多いけど。

紆余曲折を経てキングスマンの創設に至るのだけど、マーリンを名乗る場合は頭を剃らなければいけない流れを作ったショーラの罪は結構重い。