あんがすざろっく

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのあんがすざろっくのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

MCU3連投。

劇場で観ていたんですけど、どうやってレビューをあげようか、悩み続けていたら時間が経ってしまいました。

今回は、がっつりネタバレ。
ネタバレ?ネタバレか?
一応ネタバレ予防線張っておきますけど。
う〜ん。



マルチバースが開いたことにより、様々な世界線のヴィランが集結。

ピーターは対面したことはないのに、相手は
「スパイダーマンを倒す」という復讐心に取り憑かれ、ピーターに襲いかかる。
かつてない幾多の敵からの多重攻撃に、ピーター=スパイダーマンは、どう立ち向かうのか。

今までどちらかと言うと、青春要素強めだったMCU版スパイダーマンは、今回シリアスさを増した作風に。


が、やはり僕はどうしても、ピーターの行動に完全に同意できない訳でして。

今回の一件は、ピーターの個人的な事情が話を大きくしてしまいます。

確かに人々の記憶から自分の存在を消してもらいたい、その気持ちは分かります。
まだ高校生ですからね、スーパーヒーローとして世界中から注目されるには、荷が重すぎます。
しかもFFHでの一件から、世間は必ずしもスパイダーマンの味方だけではありません。

ドクター・ストレンジに助けを求めたことも理解できるし、ストレンジがピーターの願いに応えようとしてくれた気持ちも勿論分かります。

だけどピーター、もうちょっと覚悟をしっかりしてからお願いしようよ〜。
あの人は外して‼︎あっ、あの人も‼︎ちょっと待って、あの人も…って、優柔不断過ぎるんや‼️

そりゃ、ストレンジだって集中力欠きますよ。

おかげでマルチバース開いちゃうわ、ヴィラン呼び寄せちゃうわ、もう目も当てられない。

予告編から既にグリーンゴブリンやオクタヴィアスの登場は分かっていたから、いよいよMCUも本格的なクロスオーバーが始まったな、と感慨深いものが…
特に僕はサム・ライミ版スパイダーマン2、ドック・オクが大好きだったので、これは嬉しかったですね。


このクロスオーバーが示す大きな意義、MCUファンの人でないとあまりピンとこないかも知れません。

2000年代に誕生したライミ版、続くアメイジングシリーズと、スパイディーは今までにも描かれてきたものの、映画会社の権利上、決して同じ作品でキャラクターが競演できることはなかったんです。

これでクロスオーバーに弾みがついたMCUは、版権上難しかったX-MENとの共演も、今後可能になるので非常に楽しみです。


そして、呼び寄せたのはヴィランだけではなかった訳でね。
ヴィランは予告編で解禁したのに、なんでピーター達は伏せられてたんですかね〜。
それなら、ヴィランも伏せておけば、もうちょいサプライズになったのにね。
ピーター達の登場も、ネタバレになるのかどうなのか。
だって、3人で登場した動画があったり、宣材もありましたよね?
ネタバレ扱いにした方がいいの?しなくてもいいの?
凄い中途半端な気がします。
作品の仕掛けとしても、なんかちょっと弱い気がする…。
もしかして、スパイダーバースを先に見ちゃってたからかな。
先に見てなかったら、もうちょっとマルチバース自体にビックリできたのかも…。
う〜ん、複雑。



ノー・ウェイ・ホーム。故郷に帰れない。家に帰れない。
何という見事なサブタイトル。
ピーターには、もう帰る場所がなくなったのです。
待っていてくれる人がいなくなったんです、誰一人。
何て切ない幕切れなのか。





6月からいよいよディズニープラスで見放題になったアイアンマンやインクレディブル・ハルク、ソニー版スパイダーマン。
これで何度でもMCUの世界を堪能できるぞ〜‼️と興奮していたのですが。
冷静になって調べてみると、あれ?
なんでノー・ウェイ・ホームだけない?
フィルマでも見放題にディズニープラスが出てこない。
えっ、何で?
ホームカミングとFFHはあるのに。
しかも後から公開したドクストのMOMは見放題になってるのに。
これも大人の事情かしら。

早々に見放題になることを望みます。



ピーターが3人並んだ時にびっくりしたのが、トビー・マグワイア。
随分ふけ…いい大人になりましたなぁ。

アンドリュー・ガーフィールドがMJを助けるシーンにも、ちょっと涙🥲



MCU 27作目
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