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金太と銀次のmingoのレビュー・感想・評価

金太と銀次(2019年製作の映画)
4.0
世界へ轟け大阪人デュオ、大力&三浦がおおくりする脱力SFの傑作!マルセイユ国際コンペイン和製アルベルトセラ。森の奥で親友同士のクマとロボットが散歩する完全ノーCGのSFロードムービー。関西弁で語られる終始フワフワした会話が何より魅力で壮大なロングショットも最高。とりとめなく続く会話は漫才のように可笑しく時に哲学的ですらある。いつの間にか映画制作の方法論から軽やかに逸脱し、ユーモラスで唯一無二の世界観を提示。自然音も、ヘンテコな音楽も、登場人物の弛い動きも、それ自体が魅力なんじゃなくて「なにかすることよりもそのなにかすることに付随する何かを発見するのが楽しい」と気付かせられる。人生の道は意外と自分の思っても見ない方向に転がってたりする
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