ベビーパウダー山崎

ジェントルメンのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

ジェントルメン(2019年製作の映画)
2.5
カレー屋でカレーを頼んだらカレーが出てきたぐらい型通りのガイ・リッチー映画。タランティーノをパクってイギリス的な皮肉とガチャガチャとした映像で味付けしただけの『スナッチ』とか最悪だと思っていますが、いまだにその流れで映画を撮っていて呑気さに呆れる。ヤク中の娘を救出する部屋での会話(やりとり)は『パルプ・フィクション』の金塊を取り返しにきたくだりの劣化版。イギリスの監督がイギリスを舞台にイギリスの役者を使ってアメリカ映画を撮る捻れ。ガイ・リッチーのほとんどすべての作品は論外、良かったのは無駄に車が大破するマドンナのPVぐらい。マシュー・マコノヒーはいつでも最高、仕事人としてのコリン・ファレルのキャラクターに+0.5。