シャトニーニ

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のシャトニーニのレビュー・感想・評価

3.7
もう語ることはあるまい
って感じになってしまったブーム真っ只中の鬼滅の刃、通称鬼滅の劇場版。鬼を倒す少年達のジャンプ漫画が原作ですよ
ヒロアカ等、久々に努力系王道ジャンプ主人公たちが増えた中、ここまでブームになってしまうという、炭次郎の背負う荷は重くなったとね。

コンビニから寿司屋、ハロウィンまで漫画キャラの色に染められる日常に、瞬間的な爆発力を認めざるを得ない勢いの鬼滅。

イベントでもきっと、クリスマスにはDX日輪刀、お年玉のポチ袋からお節まで鬼滅、節分の豆まきでも雷の呼吸とかそんなんで豆を撒く子供が増えるでしょうね。全国の鬼、軽くなった財布で涙ふけよ


今回の映画は無限列車編。コミックでも中盤における、主人公らの後の行動や葛藤にもつながる大きなエピソードにもなります。これ以前は配信やレンタルなどで公開されてますので、未見アニメ派の方はこの機会是非。

あらすじはというと、鬼殺隊となった炭次郎ら三人と、柱である煉獄杏寿郎が列車内の鬼を討伐するという、限定的でありながらスピーディなエピソード。
2時間強ながら、まったく飽きさせない絵作りで、たとえ漫画で知っていた展開でも、丁寧に書き込まれたアニメに圧倒されました。そして音響も、集中して観られる映画館という環境が、幸せで仕方ない。

アニメ二期でおそらくやるであろうエピソードでも見ていて損は無く、たとえ流行っていなくとも見ていただろう、という内容の無いレビューです。

気になった点は原作ままの「本名」を覚えないキャラたち。「子分その1」「シシ頭の少年」とか覚え方雑なのに、敵キャラが「きょうじゅろうー!」って馴れ馴れしく呼ぶんすよ、実力さえあれば名前覚えてくれんすよ?バイトでもさ、敵さんの方がコミュ力高いのかって。。。。

あと、お涙頂戴な場面はクドいなぁと。劇場でシクシク聞こえてきたものの、まったく泣く気になりませんし、まだまだ泣いちゃいけないんですよ。俺を泣かすのはお前たちだからな、少年たちの成長に期待ッ!!(小涙)