IMAXにて。今回含めて3回鑑賞し、改めてufotableもとい日本のアニメってすげぇと思わせてくれる作品でした。作画や音楽、SE、声優さんの演技、こだわりと熱意が無いと出来上がることのない作品なのだなぁと…。
続き物であるがゆえにこの一本を通してテーマは何ぞやと言われるとちょいと一貫性が薄い気もするが、"苦しくて辛いときこそ"心を燃やせ、とのことなのだろうと。
この映画はラストが怒涛すぎるためぶっちゃけ「煉獄さんの生き様を見る映画」としてのインパクトが強すぎるのだが、「そんな煉獄さんや自分の家族を(いや仕方ないんだけど)自分が無力だったがゆえに救えなかった炭治郎が挫折する物語」として見ると前半の夢の中での展開も必要なシークエンスだったと思える。
それを経てのラストの伊之助は何度観てもグッと来る。あの時あの瞬間、煉獄さんの言葉を1番理解できていたのは彼だったではないだろうか。普段はアホ丸出しなキャラだが、山育ちというサバイバルな境遇だからこそ、「強さ」の意味をちゃんとわかっていて、炭治郎にあの言葉をかけることができたのではないかと。いやぁ推しになりました🐗
自分は原作漫画を読んでいない、いわゆるライトなアニメ勢なのだが、炭治郎君まだまだ成長過程なのですね。エゲツない挫折と熱い先輩(物理)からのメッセージを受けて、ここからどうなるのか楽しみにも思えます。