やまぞう

ドロステのはてで僕らのやまぞうのレビュー・感想・評価

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)
3.0
…ドロステって何?
と、お恥ずかしながら知りませんでした。

「サマータイムマシン・ブルース」のヨーロッパ企画による今作。
とある雑居ビルの1Fのカフェと2Fの部屋のテレビ画面に起こった“2分のタイムラグ”によって巻き起こる騒動を描く。

まぁ、“2分後の未来”が分かっても大して役に立たないっつーか、
石に躓いて転ぶの回避、とか、
道歩いてたら上から看板が落ちてくるの回避、とか、
突発事故的なことを防ぐくらいしか思い浮かばないけど。

とゆーワケで、ここで出てくるのか『ドロステ効果』である。

「画面と画面を向かい合わせれば、2分が重なって結構先の未来まで見えるんじゃね?」
といういわゆる合わせ鏡で左右覗くと同じ光景が延々と見えるアレと同じ状態にして、
2分以上の未来を見ちゃおう、ということに。

SF脳が弱い自分的には、少々頭が混乱する設定だが、
一発アイデアから「おお~そうきたか~。」という意外性も無く、
小品感は否めないけれども、脱力系SF映画としてそれなりに楽しめた。

これ、撮影大変だったろーなぁ。
やまぞう

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