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ようこそ映画音響の世界へのlotusのレビュー・感想・評価

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)
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あの大ヒット作や名作を支える音の世界。音響さんはいかにその作品と向き合ったか?舞台裏からもう一度あの作品を見ることは、映画好きにとっては興味深いことこの上ない。

スターウォーズ、ヒッチコックの鳥、インセプション、ブラックパンサー、ワンダー・ウーマン、ロスト・イン・トランスレーション、リバー・ランズ・スルーイット、ブロークバック・マウンテン、トイ・ストーリーズ、アルゴ、などなど。

錚々たるラインナップに映画好きはうれしくなってしまうと思う。ちなみに、作品だけでなく、監督(ソフィア・コッポラ、ジョージ・ルーカス、スピルバーグ、クリストファー・ノーラン、アン・リーなどなど)も出演するので、こちらもうれしい。

個人的に興味深かったのが、音響のプロには女性の活躍も目立つということで、別に筋肉がいるわけじゃないから女性でもできる、スイッチがたくさんある機械のようなものは男性向きと思われがちだけど、そんなことはないとか、言われてみればその通りなのだけど、女性進出が進んでいる分野という認識がなかったので、新鮮な驚きだった。

映画音響が具体的に何をやっているか、音響と一言で言ってもいくつかの専門領域に分かれていること、それを統合する人がいることなど知らなかったけれど、みなさん、とてもかっこいい。
なかでも、音響なんかに凝る必要はないんだ、ありものの音を使えばいい、と言われて映画会社からクビにされてしまった方のエピソードはグッと来た。
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