BROOK

白頭山大噴火のBROOKのレビュー・感想・評価

白頭山大噴火(2019年製作の映画)
4.0
鑑賞日:2021年8月28日
パンフレット:800円


大噴火を、阻止せよ――!


ここまでの災害映画はおそらく日本では作れないだろうと思います。
やはり韓国映画は凄い!
世界に通用するのも納得。

今作はディザスター映画なんだけど、そこに噴火を阻止するために核爆発を起こさせるという、ちょっと荒唐無稽な設定を押し込んできて、そのままストーリーが一気に突っ走るような感じになっています。


カン・ボンネことロバートを演じたマ・ドンソクは今回は派手に暴れたりしないので、ちょっと残念。

ジュンピョンを演じたイ・ビョンホンはかなりカッコ良かった♪

チョを演じたハ・ジョンウ、いつ見ても大鶴義丹さんにそっくり。



映画は、除隊を翌日に控えたチョが部下のテシクとともに朝鮮戦争時代の不発弾処理をしているシーンか始まります。

身重の妻のジヨンは検診を終え、病院を後にしようとしていた。

車で自宅へと向かうチョだったが、白頭山の噴火により大地震が発生し、建物や道路が崩れていく中、どうにか逃げ切ることに成功。


その頃、青瓦台の民政主席のチョンは白頭山の噴火を予測していた地質学者のボンネを訪ね、助言を請うことに。

白頭山はマグマ溜まりがあと3つあり、最後のひとつが非常に大きく、圧力を解放すれば、爆発が小規模になるだろうと推測するボンネ。
しかし、それにはマグマ溜まりの近くで核爆発を起こす必要があった。


除隊のはずだったチョは招集され、妻をアメリカに逃がしてもらうのを交換条件として、任務を引き受ける。

北朝鮮が核放棄に合意したため、アメリカがそれを取りに来る前に奪う必要があり、スパイのジュンピョンと接触するため、チョたち技術部隊は実行部隊とともに北朝鮮へと輸送機で向かう。

しかし、実行部隊の乗った輸送機が灰によって墜落。
パラシュートで降り立った技術部隊だけで任務を継続することになるのだった…。


まずは、災害シーンはホント大迫力で、臨場感も半端ない。
大きなビルが崩壊してきたり、道路がひび割れて車が落ちたり、ダムが決壊し、水が押し寄せてきたり、橋が崩落したりと、これでもか!というくらいパニックシーンが描かれている。
極めつけは白頭山の噴火によって、噴石が降り注ぐ中、車で運転していくシーンは手に汗握りました。

パニックだけではなく、ちょっとお笑いの要素も入ってくるので、和ませてくれる感もあり♪

チョとジュンピョンのバディムービーとしても成り立っていると思います。


ジュンピョンがスパイなので、中国が絡んできたり、さらにアメリカも思惑もあったりと、結構入り乱れるものの、分かりにくいというこはありません。


終盤は「アルマゲドン」が入っていたような…!?
でも、こういうディザスター映画ではお決まりですよね。


最後までハラハラドキドキの連続で観ていて全く飽きません!
こういう大迫力の作品は是非とも大きなスクリーンで観て欲しいです。

そうそう、腕時計はCASIOのG-SHOCKを使用していましたね。
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