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カサブランカのreifのレビュー・感想・評価

カサブランカ(1942年製作の映画)
5.0
『望郷』『カサブランカ』『アルジェの戦い』でアルジェ三部作と思い込んだらこれはモロッコでした。仏領北アフリカ三部作ですね。そうですこの名画も「…観てないんですか?」。観てないよ! 冒頭の捕物帳にサムのピアノとショー、「速い」です。いいね。普通に名画だね。運命の女に振られてグレているリックさんがハンフリー・ボガートかあ。背が低いね。イングリッド・バーグマンはお花のように美しく、何の役にも立たない。いい男といい男の相克の道具でしかない。ヴィシー政権下で独軍がのしている仏領、かつ自由の国アメリカへの脱出経路、という複雑で稀有な舞台、カサブランカそのものが主役でありましょう。霧の中へ飛び立つ飛行機に落涙。そんだけ。ラブロマンスには冷淡やねん
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