MANA

サイレント・トーキョーのMANAのネタバレレビュー・内容・結末

サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

爆弾はすぐそこにある

予告された爆破テロ。犯人の要求は「この国を戦争のできる国にする」と言った新内閣総理大臣との対話。しかしその要求を拒否したことで、クリスマスイブに悲劇が起こる。
この国は一体どうあればいいのかわからなくなる映画。


えっっ……こんな感じか〜〜〜……😓
ちょっと期待はずれ。
東京が壊滅状態になってみんな沈黙という意味のサイレントかと思いきやそうじゃなく、むしろサイレントなのは物語の起伏……………

終始、登場人物が多いわりに誰も自分のキャラクターをにおわせて来ないので、「誰が犯人?!」と悩む以前に「えーっと…あなたは何をされてる方なの?(cv和田ア○子)」と思うシーンが前半に多すぎた。

中村倫也がなんで合コンしてたのかもわからんし(同じ会社の飲み会かな…?いやそれにしてもだけど)、石田ゆり子が総理と話したいと言ってるわりに犯行があまり奇抜じゃないし(というか爆弾作れるイメージも最後まで持てなかった。ワンシーンくらい石田ゆり子の迫力シーン入れてもよかったのでは?)……
佐藤浩一が石田ゆり子に協力する理由もいまいち感じ取りにくいし、感情移入がとにかく難しい。
とにかくキャラクターの印象と行動がなんか不一致に思えて、とにかくそれについていくのが大変だった。

中村倫也は一体何がしたかったんだ??

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都民のぼやき:

やっぱり渋谷は好きじゃない笑
てかみんな頭悪すぎて……
いくら「爆発なんて嘘でしょ」と思ってても後悔先に立たず、行かないことに越したことはないんだよ。

今回の可哀想なMVPは、井之脇海くんだった笑
(普通、こんな状況のときに顔出して外歩くか?!犯人じゃないとはいえ……)

結局戦争って本当に何も生まない。
あまり語られないけれど、"後遺症"のほうがひどいんだよね…ずっと苦しみ続ける姿を、家族は目の前で見ることにもなる。

それを簡単に「戦争をできる国にする」とかほざかれたら、それも何も知らないやたに言われたら、そりゃ怒るわ……呆れるわ……

平和も平和でいろいろあるけれど、少なくとも戦争よりはずっといい。
MANA

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