夢生

ぶあいそうな手紙の夢生のレビュー・感想・評価

ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)
4.0
老いる=孤独とは限らないと、この映画は教えてくれる。
多くの会話はなくても、大切な人を気配を感じ想い合う事の大切さを、世代や性別や民族の違いを超越して2人の関係性が素敵でした!

頑なな老人の心がどんどんビアによって解きほぐれていく。
老いても恋していたいよね。年下の女友達と、未亡人の元カノに想われて
エルネストは幸せ者。老後の夢だわ〜。

手書きの手紙の感触、レコードの少し掠れた音色、装丁の美しい本、美しく飾られたモノクロの写真。質素だけれど品の良い設え。何もかもが心地良かった。
言葉の使い方微妙なニュアンスが日本語訳だと伝わり難く、ポルトガル語とスペイン語の違いがわかるともっと楽しめたかも。
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