橘

藁にもすがる獣たちの橘のレビュー・感想・評価

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)
3.6
欲に目が眩むと碌な事にならん…けど、借金返済の人もいるから……とも思うけど、、、
泡銭は身につかないしここまでの大金だと変なものも連れてきそうだし、出所は!?と疑いましょうね、という教訓を得ました。

やっぱり真面目に警察に持ってくのが良さそう、落とし主見つからないだろうからいくらか貰えそうだし(欲に目が眩んでいる)

救いがめちゃくちゃ無い伊坂幸太郎か…みたいな気持ちになりました。バラバラだったピースが、大金入ったバッグで収束してくる。
原作、曽根圭介さんなんだな。読もう。
伊坂幸太郎作品も救いがめちゃくちゃ感じられないやつあるけど…火星のとか。。

チョン・ドヨンさんとチョン・ウソンさんが恋人同士の役で、絵面がつよいなと思いました。
ヨンヒはかなり悪女だったけど全部自分でやってるのが偉い(?)なぁ、チンピラの皆さんは部下にやらせてるのにね。
ミランは、可哀想に見せかけて結構…?となりました。ヨンヒとミランだとミランのほうが悪女としてエグい。
あの刑事さんほんとに刑事だったんだなと思いました。鋭いんだかなんなんだか…結局バスタブにポイされてるし。。
包丁カバンに入れて身に付けてる「人体を食べるのが趣味」みたいな部下、もう上司殺されてるけど何を求めてこれからやってくんだろ?何考えてるかわからなすぎて怖かったこの人……すごいな。。


ラストシーンも先の想像が捗ります。
彼女も警察に持っていきそうな感じはしないけど、家に帰るのか、帰らずそのまま失踪するのか……空港だったらここにも監視カメラありそうな感じだし。。
現場のトイレの個室を一旦出てる気がするので、隣の個室で鍵見つけたんかなぁ。シャッて飛ばしたのか、それにしてももっと細かく鑑識して!とはなります。


Clipしてた理由、どうやら雑誌で黒木華さんが最近(公開当時)観て面白かった映画にこちらを上げられてたからだったっぽい。
橘