BROOK

エルヴィスのBROOKのレビュー・感想・評価

エルヴィス(2022年製作の映画)
4.0
鑑賞日:2022年7月1日
パンフレット:900円


彼は、”愛”に殺された――!


なぜ今、エルヴィス・プレスリーなのか、良く分からないけど…
「ボヘミアン・ラプソディ」の二番煎じと言われてしまうとは思うけど…
今作は今作で良かったですよー♪

バズ・ラーマン監督作品は「ムーラン・ルージュ」「オーストラリア」「華麗なるギャッツビー」と劇場鑑賞してきているが、今作も過去作と同じで、非常に煌びやかな映像美が堪能出来ました。

そして、、、
注目はエルヴィスを演じたオースティン・バトラーですね!
いやはやマジ凄かったとしか言いようがなく。
そんなにエルヴィスを知らなくても、彼を体現しているのがホント良く分かる感じ。
トム・パーカーを演じたトム・ハンクスも印象的でした。


映画は、エルヴィスをマネージメントしているパーカー大佐が倒れるシーンから始まります。

彼が倒れる直前に持っていた箱の中身はエルヴィスからの手紙で…
パーカーは自分の悪評をメディアに言われまくりで、それは真実と違っていると、エルヴィスとのことを語り始めることに。


パーカーはカントリー歌手とともに全米で興行をおこなっていた。
そんな中、立ち寄った場所で流行りの歌手を知り、彼が歌声を披露する会場へと向かう。

エルヴィスの歌を聞き、衝撃を受けたパーカーはすぐにエルヴィスのマネージメントを請け負うことを決定。

瞬く間に全米のスターダムに上り詰めていくエルヴィス。
だが、彼の”動き”そのものが問題となり、制限されるが…
エルヴィスは自分で決めたことを実行することにり、ついには禁止された”動き”をし、召集令状が届いてしまうのだった…。


上映時間が約2時間40分と長丁場ながらも、飽きさせることはなく。
かなりテンポ良くストーリーが進んで行く印象。

エルヴィス・プレスリーのことを詳しく知らなくても、今作を観れば彼のヒット曲と彼の経緯が大体理解出来るようになっている。
もちろんどこかで聞いたことがある曲も満載。

ちょっとミュージカル映画っぽくもあるね。


バズ・ラーマン監督作品らしい凝った映像や煌びやかな衣装は必見ですよ!
時折、当時の映像を挟んだりするのも良かった。
エルヴィスの衣装とか当時の衣装とか、ホント綺麗でした♪


展開的にはスターの栄光と転落で…
やはり一気に上り詰めると、転落するのみなんでしょうか。
ただ、スターに群がってくる輩がもっと真面目だったら…と考えてしまうのはしょうがないですよね。
パーカー自体も最初から胡散臭く、エルヴィスはそれが見抜けなかったという感じかなぁ。


とりあえず、ラストの「アンチェインド・メロディ」は必聴です!
あの歌声はたしかに人を魅了するよね。


あと、エンドロールも煌びやかな映像なので、最後まで観てください。
BROOK

BROOK