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子供はわかってあげないの556のネタバレレビュー・内容・結末

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

爽やかで明るくて甘酸っぱくて、不思議とリアルな青春映画。とてもよかった!!
設定はなかなかのフィクションなのに、登場人物みんな自然。
ふとした表情や涙にいろいろな想いを想像させられたりした。

実の父親とか宗教とか書道家ってアレなところとか重く深掘りできるのに、ゆるやかでクスッと笑える雰囲気をはみ出さないでまとめていて、でもそれってリアルだなと思った。特に高校生なら。

とはいえ軽いノリなわけではなくて、特に、お母さんから合宿所着いた?とLINEが来たときの戸惑いと罪悪感、帰ってきてお母さんに謝るシーンで自然と流れる涙、すっごくよかった。
後者についてはお母さんもすっごくよかった。謝るのは嘘をついたからなのか、楽しかったからなのか。言ってくれるの優しい。多分両方の涙なんだろうとも分かってくれてるんだろうな。

ラストシーンも好き。夏の青春映画ってかんじで眩しい。
真面目にやろうとすると笑っちゃう朔田さんに向き合って、もじくんが目を隠すシーン、めちゃくちゃドキッとしてしまった…!
ひとつひとつの反応もセリフも素敵だった。終始ニコニコニヤニヤしながら見てた。
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