イルーナ

アダムス・ファミリーのイルーナのレビュー・感想・評価

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)
3.8
11月からティム・バートン版のドラマをやるということで、予習がてら観てみました。
実際最初はバートンに声がかかっていたそうで、確かに彼の作風とぴったり。
また、作品そのものはホンダ・オデッセイのCMで知ってたけど、実際の作品は観たことがなかったのもあります。
あのテーマ曲は有名ですよね。不気味だけど愉快な感じでキャッチー。
お父さんは後の『実写版ストリートファイター』のバイソン将軍。お母さんは『プラン9・フロム・アウタースペース』のヴァンパイラの元ネタかな?
にしてもクリスティーナ・リッチが子役だったなんてびっくり!電気椅子遊びやスプラッター学芸会には爆笑しました。
しかもラストシーンの展開を変えるよう直訴したのも彼女だという。
元はフェスターの正体が曖昧なまま終わる予定だったらしいですけど、この判断は英断だし、リッチちゃんファインプレーすぎる。
あとハンドかわいい。いったい誰の手なのかわからないけどめっちゃ仕事しまくる。
しかも屋敷を追い出された後に、しっかり雇用先を見つけてる辺りただものでない。手だけなのに。
手しかない奴を雇う会社も心が広いですよね……

変人ぞろいにして理想の家族であるお化け一家、アダムス家。
そこに弁護士や金貸しが資産家である彼らの金目当てで、生き別れの兄フェスターの件を利用して偽物を潜入させる……
で、潜入したゴードンはだんだんお化け一家に適応していってしまう。
一家は周りから変人変人言われてても、いざ付き合ってみたら愉快でいい奴らだった。そして同時に、自分の母の毒親っぷりに気づいていく。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクでおなじみクリストファー・ロイドの怪演が楽しいです。
マムーシュカを弟と踊り狂う場面なんか愉快愉快。
そしてオチは、「嘘から出た実」。確かに家族の物語として考えると、これぐらいの方がすっきりしますよね。

二作目も好評(というかここFilmarksだとこっちの方が若干点数高い)だし、来週も楽しみ。
ついでにバートン版ドラマも!
イルーナ

イルーナ