このレビューはネタバレを含みます
自宅で。
1991年のホラー・コメディ。
監督は「メン・イン・ブラック」のバリー・ソネンフェルド。
話は不気味な屋敷に住むアダムス一家の当主、ゴメズ(ラウル・ジュリア「ストリートファイター」)は失踪した兄のフェスター(クリストファー・ロイド「ジーサンズ はじめての強盗」)を探していた。これに目をつけた顧問弁護士のタリー・アルフォード(ダン・ヘダヤ「プール」)は高利貸しのアビゲイル・クレイブン(エリザベス・ウィルソン「わたしが愛した大統領」)と協力して、フェスターに生き写しのアビゲイルの息子ゴードン(クリストファー・ロイド)をフェスターになりすまさせ、屋敷に潜入させるというもの。
プライムにて。
いやぁ、懐かしー!!
思えばゴシックの世界を知ったのは今作がはじめてだったかもなぁ。
早速観てみると、やはりアダムスファミリーの面々がいちいちエキセントリックで強烈!!
特に一家に飼われている?ペット的存在のハンド(クリストファー・ハート)よ!!
手って笑!!今見てもそのまんまなフォルムとまるでゴキブリのようにササササッ!と移動する様に笑いがこみ上げてくる。
やっぱ、シンプルって最強の武器だわ。
特に終盤でゴメズの妻、モーティシア(アンジェリカ・ヒューストン「ティンカーベルとネバー・ランドの海賊船」)が攫われたことをゴメズになんとかして伝えようとするシーン!!話せない分、手の動きだけで慌てながらも何とかしてそのことを伝えようとする姿は愛らしく思う一方、その必死な動きに爆笑してしまったw!いやぁ、最高だわ!!
イロモノキャラといえば、ファミリーではないけど、終盤で登場するカズンイットもすごい!!
何なん!?あれ笑!!毛玉やんけ!!
そのくせ、「ミーミー」言って可愛いし、何だかんだモテちゃうし…色々突っ込みたくなるけどパンチあるなぁー。
当時は気づかなかったけど、今作の監督って「MIB」の監督なんだなー、本当この人想像力逞し過ぎるわ!!
そして、色物キャラとは別にファミリーの中でも一際輝きを放つのが、若きクリスティナ・リッチ(「MONSTER モンスター」)が演じた長女ウェンズデーの可愛さよ…。
全然そういう趣味はないけど、これは可愛いわ!!
いやぁ、飾りっ気のないダークトーンのゴスっ気満載のキャラだけど、逆にそれがリッチの持つ神秘性との相乗効果で抜群のキューティズムを発揮していて、未だにこの頃のイメージが強く脳裏に残ってるのも納得。
もちろん他の面々も所々ステレオタイプとも言えなくもないが、逆にスタンダードなゴスファミリーっぷりで、見ていて楽しい!!
なんか、色々リメイクしている中で本作もリメイクしたら面白そうだなぁ。
ちょっと前ならティム・バートンだけど、それだともう食傷気味だからギレルモ・デル・トロがいいな。
あと、ウェンズデー役はそうだなぁ、鋭い眼光という点で「ローガン」で重要なローラ役を演じたダフネ・キーン辺りでどうでしょう??とか色々想像すると面白くなってくるなぁ。