ほーりー

アダムス・ファミリーのほーりーのレビュー・感想・評価

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)
3.4
僕ら世代にとってはホンダのオデッセイのCMでお馴染みの『アダムス・ファミリー』。

あのCMは嫌というほどテレビで流れましたな😅

バミューダ海域で行方不明になっていたフェスターおじさん(クリストファー・ロイド)がアダムス家に突然帰ってきた。

弟のゴメズ(ラウル・ジュリア)は大喜びするが、妻のモーティシア(アンジェリカ・ヒューストン)や娘のウェンズデー(クリスティーナ・リッチ)はおじさんの振る舞いに不信感を抱く。

それもそのはず、このフェスターおじさんはアダムス家の莫大な財産を狙うため顧問弁護士たちが送り込んだ真っ赤な偽者だったのだ。

それまで撮影監督として『赤ちゃん泥棒』『ビッグ』『恋人たちの予感』『ミラーズ・クロッシング』『ミザリー』と多くのヒット作を手掛けたバリー・ソネンフェルドの初監督作品。

映像も暗く不気味な雰囲気を醸し出す色調で、同時代のティム・バートンの『バットマン』とよく似ているし、当時のトレンドだったのかしら🤔

それにしても今から30年近く前の作品にもかかわらず、ハンド君をよくあれほど動かしたなぁと感心してしまう。特撮スタッフは本当に大変だったと思う。

ただ全体的な出来からすると、善悪の基準が人間と違うキャラクターを映画の主人公にするのは、ちょっとドラマ的に難しいのではないかと思った。

テレビのシットコムだから成立するような気がする。

ちなみに1964年に放送されたテレビ版でフェスターおじさんを演じたのはチャップリンの『キッド』の名子役で有名なジャッキー・クーガンでありました。

■映画 DATA==========================
監督:バリー・ソネンフェルド
脚本:キャロライン・トンプソン/ラリー・ウィルソン
製作:スコット・ルーディン
音楽:マーク・シャイマン
撮影:オーウェン・ロイズマン
公開:1991年11月22日(米)/1992年4月25日(日)
ほーりー

ほーりー