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マニカルニカ ジャーンシーの女王のericaのレビュー・感想・評価

4.3
民を愛し、愛された王妃!!!
聡明な王妃の気高き決断を見届けよ!!!
国のため、民のため、尊厳のために戦う
誇り高き女王を称えよ!!!🙌🙌🙌

観賞から2ヶ月以上経ってもこれぐらいのテンションでレビュー書けるぐらいには最高だった。
(ジャイホー!とは内容的に言いたくても言えない)

個人的には、(『バーフバリ』+『パドマーワト』)÷2×『ケサリ』=本作
って感じなんですけどどうですか。笑
どの作品でも、その王国の一員になったような気持ちになれるぐらい入り込めるの最高。
もちろん大本命はマヒシュマティ王国だけどね😇

本作は史実に基づいていることもあって、『バーフバリ』ほどのぶっ飛んだ演出はなかなかできなかっただろうし、エンタメ性には欠けると思う
そして本作の方がよっぽど血生臭い"戦!"って感じだったので、苦手な人は苦手かも…?

"東インド会社"、"藩王国"、"インド大反乱"
懐かしい。世界史で習ったなぁ。
覆すことのできない史実と"インドのジャンヌ・ダルク"という表現から、あのラストは容易に予想できたし、本作よりも先に『パドマーワト』を観ていたことで、すんなり受け入れることができたと思う。

『ケサリ』のときもそうだったけど、被支配者層の人々が、自分たちの誇りをかけて無謀とも言える戦いに果敢に挑む姿には、本当に心が震える。
しかも本作では、実在した女性指導者ラクシュミー・バーイーを筆頭に''戦う女性"や"強い女性"がメインに描かれていて、これが新鮮で良かった。

史実だけを考えるとなかなかシリアスな感じかなと思うけど、歌と踊りあり笑いありロマンスありの安定王道のボリウッドなのでとても観やすかった。

見所は、王妃のギャップ!!
おてんばなお嬢様感の強かったマニカルニカが、民を導く立場になると凛々しい顔つきに変わり、
戦場ではジャケットのような鬼気迫る表情で敵を討つ!!
マニが民と一緒になってノリノリで踊るシーンがすごく好き😊

一つだけ気になるのは、イギリスがあまりにも絶対的な悪として描かれていたこと。
宿敵のローズ卿がもう少し魅力的に描かれていればより良かったかなぁと思う

本作は年末年始のインド旅行直後に鑑賞して、しかも撮影地が行ったところばっかり(アンベール城がメインかな)だったので非常に高まりました
宮殿要塞が舞台なだけあって、シンメトリーなアーチやモスクが何度も画面いっぱいに映って眼福だった〜🕌
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