てれ

マニカルニカ ジャーンシーの女王のてれのレビュー・感想・評価

4.5
マニカルニカ、ラクシュミー・バーイーとしてインド史に名を残す、強く高潔な女性の物語。
とにかく戦闘シーンがカッコいい。美と豊穣の女神という名前の意味をもつラクシュミーは、怒れる女神カーリーのような激しさで戦いに挑む。美しく、それでいて屈することのない彼女の姿を讃えたい。そして彼女を演じたカンガナー・ラーナーウトの怜悧な眼差しに見惚れてしまう。カンガナーはマニカルニカを演じるに当たってぴったりの女優だったと思う。しかもカンガナーは制作の方も手がけているし凄いとしか言えない。

またアーミル・カーン主演のインド大反乱をもとにした映画『Mangal Pandey:the rising』を観た私にとっては、劇中マンガル・パンデーの名前が出てきたので少し嬉しかった。

歴史物好きな方におすすめしたい一本です。
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