ロック様の映画
DCU路線に乗っている作品ではありますが、なんか作り手側が色々考えるの疲れちゃったのかな？つながりとか矛盾とか深みとか、もうどーでもよくね？力isパワー！剛腕でねじ伏せていく方向になってます。
昨今マーベルに押されまくっていたDCコミックですが、CEOになったジェームズガン風味(『スーサイドスクワッド』や『ピースメーカー』みたいなアレ)を感じる内容になっており好みが別れそう。この先、重めウジウジ根暗な路線と、ポップギャグでブラックな路線の、2パターンで進めて行こうとしてるのかしら？
前述みたいな、(良い意味での)お馬鹿作品が好きな人、、、きっとあなた『シャザム』も好きでしょ？な人にはオススメです。ただヒーローの苦悩とか善悪の葛藤とかが好きな人には合わないかも？です。
(例え敵だとしても命は奪わないヒーローと、俺は殺るヒーローの構造もありますが、画面に映ってないだけでプチプチ死んでそうだから、そんな高尚なテーマは考えるだけ無駄かと)
深掘りなく浅いシナリオ、ツッコミ処だらけの行動原理、キャラ背景、うすうすヴィラン、、、恐らく全部狙いで解っててやってる内容なので、冒頭の感想「ロック様の映画」が自分の中で一番ピッタリくる感想かな〜。
R15にしては控えめだし、マッチョなナイスガイ“ロック様”の殻は被ったまま。もっとライン超えして欲しかったかな〜。
