題名どおりの映画。いじめや、ギャンブル依存、アルコール依存にDVなど、ストレートかつリアルに描いているので、登場人物たちはどんどん間違った方向へ向かっていく。
制作の元官僚の二人が見聞した事例を元にしているので、そうなるのだが、やはり辛い。
辛い現実と、その原因はどこにあるのか。
自立して生きることのできない子どもたちは、どういう現実に直面しているのか。
いろんな問題の出口が表現されていないので、重くなるのだ。
だが、こういう映画もなければ、楽しい学園モノだらけになる(というか、なっている)。学園シーンのない、この映画の志に感心した。