ルサチマ

デルフィーヌとキャロルのルサチマのレビュー・感想・評価

デルフィーヌとキャロル(2019年製作の映画)
4.4
かなり面白い編集の映画。
ここ最近ずっと考えてるカメラを動かして人物の動きを見せるべきか、固定して言葉を聞かせるべきかという議論がデルフィーヌとキャロルの間でもあったと聞いて自信が出た。
挿入されるアケルマンの『ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン』は男性監督が隠していた、ただの女性の生活を描いたものであると語られるのを聞いて、あの映画のラストの事件はまさに省略されていた生活(生業)が表面化した瞬間に起こることを思い出す。

あと、トリュフォーへのディスが聞けるのもウケる
ルサチマ

ルサチマ