予想外に良き！
批評家にウケたりFilmarksで平均★4.0超えたりする映画ではないだろうし、賛否両論はっきり分かれそう。
それでも自分の中ではかなり好きな作品で、今年の邦画の中では『すばらしき世界』と『花束みたいな恋をした』の次にお気に入り。
▼感想
タイムワープの機序とか飛脚かよってくらい満身創痍の癖に帰路速かったりぽっと出のガキがいくら歴史知ってるからといって一年であんな重用されるのはガバガバ登用システムすぎるとか顧問どこいったとかお涙頂戴がくどいとか時代考証的なところも含めてツッコミどころは多々あるんだろうけど、そこを補って余りある程の真剣佑の圧倒的顔面偏差値&鈴木伸之の体格とキャプテンシー&山崎紘菜の困り顔&おっさん顔アメフトキャプテンの唐揚げエピソード&ボクシングマンのはじめてのチューその他沢山の見どころにおじさんは胸がいっぱいです。
同じ戦国時代×タイムスリップの『戦国自衛隊1549』の1200倍面白い。
▼流石のキャスト(春真剣佑🔥)
＊登場人物多すぎ！こんなもん覚えられるか！と最初は思ったけど、分かりやすく皆キャラ付けされてて楽しめた。
＊真剣佑はほんまにかわいいかっこいい。尊いわ…
＊でもやっぱりMVPは三浦春馬！
どうしてもフィルターというか補正入るけどむちゃくちゃに素敵で、泣かせてくれる。
予告編で見てた、あのｶｸｶｸｯとした刀抜くシーンもなんか泣けた。
なにより終盤の登場シーンが一番痺れた。あれはズルい。鳥肌モンの感動でまた涙腺崩壊。
＊山崎紘菜はむっちゃかわいいときと阪神の藤浪に見えるときと差が激しいイメージだけど、今回は実に良かった。制服姿がまたかわいい。あと声も好き。
＊悪役を演じた渡邊圭祐って人、初めて見たけど中々良かった。
ゲームの信長の野望に出てきそうなビジュアルでびっくり。声も喋り方もそれっぽくて雰囲気◎
＊あと松山ケンイチの信長も良かった。流石の演技力。威圧感と貫禄出てた。
▼三浦春馬、有終の美
大志を抱き夢を語る家康というキャラクターが三浦春馬と重なりあっていちいち言葉が響いて沁みて感情が忙しかった。
『天外者』しかり、「この台詞自分に言い聞かせてるみたい…」と思わせられる場面が幾つかあって、その皮肉というかブーメラン構造に胸打たれる。
三浦春馬が真剣佑に語りかけるシーンはずっとうるうるしてた。
観る前は「こんなチープなP&G映画が遺作だなんて…」と思ってたけど、むしろこれこそ有終の美！と言うべき素晴らしい役柄と演技でした。
▼余談
少なく見積もっても30人以上はお客さん入ってた。
緊急事態宣言も解除されたからか、以前より客足が戻ってきたような。嬉しい。
ちなみに来月から午前十時の映画祭が始まるのでアレックスシネマにも皆さんどうか足をお運びください🐕️🐕️🐕️
ターミネーター、イージーライダー、グラディエーター、2001年宇宙の旅、ノッティングヒルの恋人、ファイトクラブ、ロミジュリは絶対観たい🔥🔥🔥
▼結論
卓球部、バドミントン部だった自分はきっとタイムワープ以前に開始5秒で足軽に殺されてそう。
▼追記
真剣佑と三浦春馬の関係性がまた泣ける…😢😢😢
以下ネット記事からのコピペ
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主演の新田は春馬さんについて「僕がもともと役者になりたいなと思った、そのきっかけをくれたのが三浦春馬さん。だからこの映画でご一緒できてすごくうれしかったです。監督に感謝したいと思います。ありがとうございます」と切り出し、「一緒にお芝居をして、すごく幸せな体験をさせていただきました。夢だった共演をしましたし、この作品でたくさんのことを得ることができました。僕の役者人生において大切で、ずっと忘れることのできない経験であり、宝だと思っています」と撮影を振り返った。
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あと、最後の真剣佑の声、喋り方が完全に三浦春馬だった。“継承”を感じてうるっとさせられる、素敵なラストでした。
