悪徳警官に追われる男の子を守り抜くため、凄腕の逃がし屋が釜山を駆け巡る！
アクションも人間ドラマも抜かりなく、僕の琴線に触れまくりの良作韓国アクションエンタメでした！
天才的ドライビングテクニックで釜山を駆け巡るカーアクションは圧巻です。見たことのないような細かなテクニック（ニュートラルにしてこっそり坂下りとか…）を出しつつ迫力満点のカーチェイスで大興奮です。80年代テクノっぽい音楽も良かった。
かといって韓国アクションに求めている血みどろバイオレンスも抜かりなし。力に頼らずドライバーやその場にあるもので工夫して戦う格闘アクションもさすがの出来栄え。小憎い犯罪テクや斬新なムーブもいくつかあってなかなかに感心致しました。
ストーリーはシンプルですが、ゲスい悪役と対象的に人情味溢れる主人公の仲間たち、脇役のキャラもしっかりしてます。ロードムービー的な人間ドラマも好みだし、何よりパク・ソダムのやさぐれてるけど芯の通った感じ、めちゃくちゃ惚れる…
運び屋映画なのに最後にカーアクションがなかったり、NISの出番が微妙だったり、ツッコミどころは多々ありますが、カーアクションよろしく猛スピードで突っ走るので許します。
70点満点を期待してたら90点を叩き出されて大満足な一本でした。2023個人的丁度いいエンタメムービー大賞に早くもノミネート確実です（笑）韓国エンタメの底力をまたしても見せつけられる良作です、ぜひ！
追記
パンフレットは薄めですが、インタビューやカースタントマンの方のレビューなど、悪くない中身でした。入場者プレゼントのポストカード、家に飾ります。
