惑星資源を奪い取ろうとするクリー人の強敵を相手に、キャプテン・マーベルはミズ・マーベルとモニカ・ランボーとチームを結成して立ち向かう…
キャプテン・マーベルが主役のMCU最新作、サクッと気楽に観れる王道スーパーヒーロー映画でした！
あまりにも強すぎて向かうところ敵なしのキャプテン・マーベルですが、今回はそのパワーを使うとミズ・マーベルことカマラ・カーンとモニカ・ランボーと入れ替わっちゃうからさあたいへん！というハンデはよく考えたものです。彼女たちのパワーやスペースポータルの秘密にクリーとスクラルの戦争まで絡んでかなりややこしい話ですが、説明をほぼすっ飛ばして異常なテンポで進むストーリーにはびっくり。
強すぎるがゆえに背負う責任に苦悩するキャロルに、キャプテン・マーベル大好き大興奮のカマラ、旧友の娘モニカとの再会など、メインキャラ三人の関係は早足だけど結構濃密。すっかり板に付いた姉御肌と相変わらずのカッコよさはもちろん、新人ヒーローのカマラと出会うことで自分も成長していくキャロルはやっぱり大好き。随分辛気臭かったシークレット・インベージョンとは打って変わってフューリーも元気そうで何より。
3人が入れ替わりながらの冒頭のアクションシーンはファイトスタイルの違いをみせながら全く違う場所や状況を繋いでいてとても良かったです。逆に最終決戦では、敵は何が出来てどのくらい強いのかが全然説明されないのもあって盛り上がらず。3人の連携をもってしても苦戦するかと思いきや尖った破片でアッサリ深手を負うって… あとは前作のスターフォースの面々みたいにスキルのある中ボスクラスがいないので盛り上がりにもバリエーションにも欠けてます。残念。
普通に水の惑星見捨てるわ過去の精算は太陽に突っ込んで終わりという雑さなどなど全体的にスーパー早足すぎてツッコミどころ満載なんですけど（やはり思う、MCUの右肩下がり感…）、笑いも多いお気楽な雰囲気かつ105分に収まっているので許すか… 明日には忘れてそうな内容ですが、アントマンを観たときのようなに丁度良さ（アントマンの方が断然良いですが）に包まれるエンタメヒーロー映画でした。
パク・ソジュン、あんなにカッチョいいんだからもっと見せて！！
追記1
パンフレットはお馴染みのシリーズ紹介やコミック解説など、早足な展開を補完するのにかなり助かる内容でした。ミズ・マーベルとシークレット・インベージョンのパンフもあったので早速買いましたが、ホークアイのパンフはない！いつになったら作ってくれるんだ！おい！！
追記2
本編後の映像たち、我がイチオシの彼女が遂に登場したり、あちらのシリーズ合流が匂わされたりとワクワク。
