“最後に彼女の名前を聞いたのはいつ?”
ポップな映像とお洒落な音楽、軽いタッチの演出でブラックコメディかな?と思っていたらテーマはなかなかに重くて、途中から姿勢を正して鑑賞。
冒頭に書いたセリフが象徴している様に、「お前ら、都合の悪い事忘れたふりしてんじゃねーよ」という情念みたいなものや、罪の意識なく日常を送っている加害者やその周囲に対する苛立ちが、痛々しい程に伝わってきました。
また、ニーナの存在やレイプ現場など見せない事で想像力を駆り立ててくる様な演出もお見事でした。
性犯罪は相手の人生をも奪うこと。
肝に命じましたね。まぁ、わかっていましたけど。セクハラも気をつけないと。
ラストはもう少し最善の方法がなかったかなぁとちょっと残念。
復讐するにしてももっと要領よく。
痛快な気分…には、ならなかったですけど、余韻を感じる終わり方でした。
ちょっと話それますが「Toxic」格好良かったなぁ。