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世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカのtaruponのレビュー・感想・評価

3.5
ホセ・ムヒカに興味を感じて見たのだが、監督がエミール・クストリッツァだった!(本人もインタビュアーとして登場)

とはいえ、私自身の中で、ウルグアイという国の中でのホセ・ムヒカの中にある革命に対するパッション、ユーゴという国を背景にしたクストリッツァの中にある共感が、私の中に共有できなかった感があったので、この評価。(映画自体の評価とはいえないのかもだけれど)
大統領となっても給与を寄付したり、普通の生活、貧しいものに寄り添う政策をしていることは素直にすごいことだと感じる。
ローマ法王を始め要人とわたりあうホセ・ムヒカの飄々と態度、そして飾り気のない態度や笑顔は魅力的。
奥様との政治的同志、プライべート両面でのパートナーとしての信頼感は素敵。

ただ、ホセ・ムヒカたちのトュパマロスという極左ゲリラの活動が、軍政に対抗するためとはいえぬるま湯の日本にどっぷりつかっている私にとっては、あまりにもかけ離れている感があった。

だから、根幹の部分での共感につながりにくかったのかもしれない。
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