3104Arata

2012の3104Arataのネタバレレビュー・内容・結末

2012(2009年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

【ざ・はりうっど映画&ざ・平均点映画】
良くも悪くも70点の映画です。
自分の中でのアルマゲドンは超えられなかったかな。

●良かったところは以下。
 ・映像の迫力。
  ⇒この手の映画はやはり映画館で見るべきですね。
 ・それなりのリアリティ。
  ⇒ありそうな自然災害。というのも、最後まで地球をめっためたにするんではなくて、一通り潰しきったら後は海だけ残して静かに災害が去っていくあたり。ゆえに、「人類を守るための船」も「それを作るために必要な資金を集める為に一人あたりの搭乗料が10億ユーロする」も、妙に納得感がありました。
  ⇒一人一人の人物が、出来杉君ではなく、地に足のついた感じがします。大小それぞれの私利私欲が織り交ざった行動をしているあたりが特に。「こんな状況下であなたならどうする?!」という、この映画の命題なんでしょうね。

●悪かったところは以下。
 ・ラストのくだりがちょっと…
   ⇒ラストの方で、主人公が船の搭乗口につまったコードを「死ぬかもしれない」中で除去しにいくが、そもそもこれって自分らが乗れない船に乗ろうとしたから起こってる事故で、かつそのために多くの人の命を危険にさらしている。
こうなると、頑張れ!って想いと、自分達のためならむちゃくちゃするなぁ…という想いにはさまれて微妙な感じがしますね。確かに「こんな状況なら子供のためにどんなことでもする!」という父親としての役目が引き起こした事故だからしょうがないのかも知れませんが、でも、、、ねぇ。リアルだったらOKだけど、映画だとなんかNGですね。
 ・ありきたりな構成…
   ⇒とある主人公が家族間問題を所持している。→そこに自然災害到来。→家族と共に頑張る、助ける。→重要人物が死にそうになるor死ぬ→災害を乗り越える→絆が復活する。→そこに感動が生まれる。というわかりきった構成。なくはないです。が、こういう場合ってやはりキャラクタ依存が強くて、どれだけ死にゆくキャラクタや主人公に対して感情移入が出来るかが「感動する・しない」の分かれ目になると思うのですが、ちょっと感情移入しにくかった。どうしてもアルマゲドンのハリー(ブルースウィリス)の壁を越えてくれなかった。
   
実は鑑賞中は眠くて眠くて、あまり集中してみれていなかったので的を得た事が
書けませんが、それでも言いたいのは…

ありきたりなハリウッド映画だった。

ということです。お世辞でも「最近で最も最良の映画でした!」とは言えません。

久々の大災害映画に、3.5点!
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