ぬ

マリグナント 狂暴な悪夢のぬのレビュー・感想・評価

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
4.2
エッッッッッおもろっっっっ
ところどころ声出して笑ったけど最終的に泣いた。
ストーリーもアクションもいい話じゃねぇか………
悲しい、怖い、優しい、かっこいい…いろんな感情を湧き上がらせる…
ぜひレビューも予告もチェックせずに鑑賞してください!!!!

こういう系のホラー好きでよく観るからか、ガブリエルとマディソンの関係は割と序盤で予想ついてしまったんだが、それでもなおストーリーが進むにつれ驚きがたくさんあり、「いやありえんやろ…笑」というストーリーにもかかわらず、「そ、そうだったのかー!」と妙に納得させられてしまい、「がんばれ!がんばれ!!」と一人応援上演して、気持ちよ〜く手のひらの上で転がらせていただけました。

個人的に笑ったシーン:
・駐車場ガラ空きなのにわざわざおっそろしい崖に駐車するシーン
・「自分が何をしたか忘れたというのか?この言葉を聞けば思い出すだろう…」みたいなかんじで相手の過去の発言を引用したのに、相手に「え?どういうこと????いやまじでお前誰??」みたいなリアクションされてたシーン
・どこでどうやって習得したのかまったくわからないキレッキレのアクションシーンの数々(はじめて『リベリオン』のガン=カタ見たとき並に衝撃的なかっこよさ)
・特に椅子ぶん投げるシーン
・催眠療法止めるの遅すぎてイラつく、引っ張った上に覚まし方アホみたいに単純すぎシーン
・「圧倒的不審者の極み」の新作か?みたいな丁寧な手仕事ナイフ製造シーン

エクソシスト、キャリー、ザ・ブルード/怒りのメタファー、ダーク・ハーフ、バスケット・ケース、私の好きな80sホラーテイストがこれでもかと詰まっていて、過去のホラー映画のよさを引き継ぎながら、間違いなく新しくオリジナリティがあり、素晴らしい映画でした。
ぬ