すっごく良かった…!
自分のルーツに悩み、模索しながらも健気に頑張るエイブがとにかく可愛いのなんの、、
エイブが作る、あるいは触れる世界各国の料理が美味しそうなのなんの、、
お洒落なカフェで流れていそうな軽快なBGMが素敵なのなんのって、、挙げ出したらキリないぐらい、めちゃくちゃタイプな映画だった。
イスラエル人の母親とパレスチナ人の父親を持つ少年エイブ。
🇮🇱🇵🇸、この2つのルーツを持って生まれたエイブの立場は、想像を遥かに超えるほどセンシティブで悩ましいもの。。
"お前はユダヤ人だ"
"いいえ、あなたはムスリムよ"
歴史的に見ても非常に複雑な対立関係にあり、且つそれぞれがそれぞれの宗教に誇りを持っているからこそ、難しい問題。
エイブの誕生日を祝うバースデーソングでさえも、それぞれの言語を貫き通す両親族たちにエイブは苦笑い、観客も苦笑い。笑
後半も両親族ともに譲らない展開が、若干過剰かな?とも思ったけど、それぐらい複雑で難しい問題なんだよね…ってことで受け取りました
とにかく好奇心旺盛なエイブを応援したくなる!
ユダヤの成人式に参加してみたり、ラマダンを体験してみたりと、両宗教の伝統文化に積極的に触れてみる。
難しい立場で板挟みになりながらも、家族をとっても大事に思ってるエイブがすごく純粋で健気で。。
"みんな僕を色んな名前で呼ぶ。
エイブラハム、アブラハム、イブラヒム、、
でも僕はエイブと呼んでほしい"
このセリフはたしか冒頭とラストにもあったと思うけど、複雑な立場で揺れながらも、エイブはしっかり"自分はこうありたい"っていう確固たる思いがあるんだなぁ〜と思えて良かった。
原題"Abe"もめっちゃ良い。
イスラエル料理、フムスとファラフェル出てきてまた久々に食べたくなった、、
あと嘆きの壁も、懐かしい。
そしてノア・シュナップくんかわいすぎる。。