TV番組の企画で事故物件と呼ばれるいわくつきの部屋に暮らすようになったお笑い芸人・松原タニシが、
実際に体験した恐怖現象をまとめたベストセラー・ノンフィクション『事故物件怪談 恐い間取り』を、
映画化したホラー・サスペンス。
想像していたのとは違い、
怖くない間取りでした。
「事故物件住みます芸人」として、
実際に9軒の事故物件に住んだ芸人・松原タニシの実体験を映画化しているが、
元は「北野誠のおまえら行くな。」の企画で、
松原タニシも事故物件に住み始めたのが最初らしい。
本作ではジョナサンズの相方の中井大佐が、
事故物件の企画を考えたことになっている。
ストーリー展開は、
事故物件に住んでは心霊現象に巻き込まれていき、
事故物件となった理由を突き止めるだけで、
特に何もすることなく次の物件に移るだけである。
この調子で4軒の事故物件を転々としていく。
事故物件に住んでいる様子の描写がないので、
何日住んだとか、
住みだして何日後に心霊現象が起こったのかも分からず、
ただ事故物件を見学しているだけに見える。
特に驚くようなホラー描写はない。
面白かったのは、
スマホに顔認証される心霊。
4軒目の事故物件は実話とは思えない展開で、
ホラーというよりコメディでした。
これで実際に体験した話が全て台無しになった。
どこまでが実話なのか気になった。