えいがうるふ

MOTHER マザーのえいがうるふのレビュー・感想・評価

MOTHER マザー(2020年製作の映画)
2.9
とにかく最初から最後までずっとずっとずっと胸糞なだけ。
最後に救いがあるとも思えない容赦の無さが、こうした筋金入りの共依存親子が辿るであろう修羅の道をリアルに描いていたとは思うが、ここに至るまでに主人公の母親が辿ってきた道や、母子それぞれの内面の動きの描写が乏しいため、単に長澤まさみのガチ汚れ役、みんな観たいでしょ?という下世話なフックのもと、実話から野次馬的に想像される情景を再現ドラマ化しただけに終わっている気がした。