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キネマの神様のcanaのレビュー・感想・評価

キネマの神様(2021年製作の映画)
3.7
観に行く直前に仕事がトラブって諦めかけたけど無事間に合って鑑賞!

菅田将暉目当てだったけど、俳優陣が全体的にとても良かった。
若者4人が映画について語り合うシーンと前田旺志郎くん沢田研二のシーンにはわくわく。
とくに北川景子は本当にあの時代の女優のようでとにかく魅力的でした。
あと地味にさらっと出てる今井翼に驚いた!

野田さんは朝ドラエールと両方、両時期で志村さんと共演予定だったのか。。
代役の沢田研二はどこか志村けんを彷彿とさせるところがあり驚きました。
沢田さんの演技力なのか、演出の効果なのか、、、本当に重なって見えるシーンがいくつかありました。

原作は未読なので原作と映画がどの程度違うのかはわからないのですが、
わりと懐古的なテーマだし、ああいう『破天荒してきたけどなんだかんだ家族に愛される』的な古き良き〝男のロマン〟はむしろ正直好みではないはずなのに、なぜか気づいたら涙が溢れていた。。
とくに悲しいわけでも特別感動的でもないシーンだったのだけど、どういう感情の涙だったのか…不思議でした。
山田洋次監督の力なのか、それともキネマの神様の力なのか。。

川越ステラ座は以前行ったことがあったので、感慨深かった。
映画業界は今本当に大変だと思うけれど、できる限り劇場に足を運び続けたいです。
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