観始めてから『ラストレター』と同じ話だと気付いた。ストーリーはほぼ一緒。
でも最初のシーンとか音楽とか
こちらの方がずいぶん静謐な感じがした。
どうしても比較してしまった。
いちばんの違いは
失踪した男のシーン。この作品の方が説得力があり役者もうまかった。
トヨエツが悪いと言うのでは無く、日本でその役をこなせる役者にあてれなかった、という事だろう。
あと松さんのイメージが強く残っていて
こちらの映画の妹が、とても地味に見えてしまった。
これは中国の役者さんが悪いと言うのでは無く、単に鑑賞順からなる違和感のせい。
観るならあと二年後位に観たかった。そしたら
『ラストレター』とは別の映画として
きちんと観られたと思った。
この『チィファの手紙』を先に観ていたら
逆に『ラストレター』がとても商業映画のように感じられただろう。
……ということは
もしかしたら私は
映画としては、こちらの方が好きなのかも……?