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レリック ー遺物ーのRRRのレビュー・感想・評価

レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)
3.4
・田舎で一人暮らしをしている老いた母親エドナが行方不明との連絡が入り 娘ケイと孫のサムとで実家へ駆け付ける 数日後エドナは家に戻って来るが何も覚えておらず 老人性痴呆症かと心配する中、家は不穏な空気に包まれ…的な内容

・老人ホラーと言うとアレですが(老い)をテーマにしたものが熱いとの事で…身近だからこそ…と言う感じのじわじわとやって来る恐怖を描いた本作品、鬱々とした雰囲気が良いですね
・単純に(やって来る老いに恐怖し逃れ様とするが 追ってくるものからは逃げられないし結局は捕まってしまう)と言った内容なのかな?曾祖父のトラウマに縛られていた様にも取れますし ひと口に(老い)だけでなく、父と娘と孫ヘと受け継がれる(血?)への恐怖…と言った感じなんでしょうか
・物忘れをしたり攻撃的になったり粗相をしたり自分の身を傷付けたり何でも口に含んでみたり…それらの奇行の一つ一つが(痴呆症・認知症)と言う言葉でざっくりと分類されてしまうやるせなさ いずれ他人事で済まない時期がやって来ますから… 
・ラストは見る人によって受け取り方はそれぞれだろうなと 個人的には一皮剥けてプリミティブな状態で死を迎えたのかなと思いましたが、只その後に続く呪いとも取れる遺伝の陰に、限りなくバッドに近いトゥルーエンド…と言う感じでした
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