せんな

宇宙でいちばんあかるい屋根のせんなのレビュー・感想・評価

4.0
つばめという少女のひと夏の出会いと成長を、そっとあたたかく見守っているような、とても優しい空気感の映画でした

それぞれの登場人物がみんな少しずつ何かを抱えていて、それでも誰かを大切に想っている優しい世界。

くるくる表情が変わる、清原果耶ちゃん演じるつばめの愛らしさ。恋する笑顔、落ち込んでいる顔、怒った顔、甘えた顔、どれもとてもとても魅力的です 彼女の確かな存在感があったからこそ、この映画が成り立っていたのは間違いないと思います

気ままなようでいて、一言一言にぐっと重みがある星ばあの言動に引き込まれました

伊藤健太郎の理想の「隣のお兄ちゃん」感。優しくて、家族思いで、時折弱いところも見せる年上のお兄ちゃん。これは好きになるしかない…!

笹川くんからも目が離せなかったです 君は本当にもう!不器用だな!

そしてつばめの両親のまっすぐな愛情に優しい気持ちになりました!素直になれなかったつばめがお母さんに本音を伝える場面では涙がこぼれそうになりました…

エンディング主題歌、清原果耶ちゃんの透き通った歌声に心が限界まで浄化された気分です なにこれ良すぎる

優しさと美しい景色が重なり合う、とても素敵な映画でした
せんな

せんな