過去からの刺客。
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携帯電話を列車でなくしたソヨンは実家にあるコードレスの電話機を代用することになる。
ある日、ヨンスクという女性から電話がかかってきて、助けを求める声が聞こえる。
監禁されているような状況のヨンスクとやりとりを繰り返しているうちに、ヨンスクは20年前の人間であることがわかる。
しかし、事態は思わぬ方向へと傾いてゆく。
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いやぁ、なんで韓国のサスペンス映画ってこんなに面白いんだろうな。
設定だいぶ無理あるくないかって思ったけど、細かいこと抜きにすればかなりの面白さ。
まるでジョジョのスタンドバトルを観た気分だ!かなりの見応えがあったよ。警察は安定に無能でした。。
過去の出来事があるから今がある。
人生とはそういうふうに時を刻んでゆくものだ。
今作は今を頑張って、未来をよくする映画とは逆に、過去の事件を食い止めて今を守る物語だ。
一度得た幸せを粉々にする仕打ちを味わえるので、この落差にショックを受けた。
一度得たものを失う辛さ、怖さ。
そしてこれからも失い続けるのかという不安。
時系列とか、辻褄合わせが若干ややこしいけど、サイコスリラーとタイムリープ的要素が絡み合って、絶妙なサスペンス映画の仕上がりとなっている。
映画館で観ればもっと戦慄できて面白かっただろうなぁ。
グロいの苦手な人にはお勧めできないけど、サスペンス好きは是非。