おたしん

セイント・フランシスのおたしんのネタバレレビュー・内容・結末

セイント・フランシス(2019年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

良い時間を過ごせた。
女性だけでなくみんな見るべきだと思うし刺さる人にはブッ刺さってんだろうな。
色んなトピックがあってブレてるってのも分かるけどターゲットも広く捉えてる感じがして自分的には好きでした。

まあでもメインは女性ターゲットかな。
結婚もせず稼げる仕事もせず30代中盤になり男とやることはやって後悔するっていうブリジットに共感する人がどれぐらいいるんだろう。
全てとはいかなくとも重なる部分はあるのかも。

でも主人公のブリジットではなくフランシスの母ちゃん特にマヤに共感する人も多そう。
これはレズビアンカップルだからではなく産後うつとか育児等の部分で。
パートナーも勿論大事だけど第三者がいるってのも心強いな。
人は1人で生きていけないって改めて思った。

そんでジェイスいい奴じゃない!?
皆さんどう思います!?
感情ノートは置いといて結構親身に考えてくれたり支えてくれる精神強めだし優しいよね。
経験値少ないのかもだけど努力てか気遣いも感じられて高評価だったんですが。
女目線か男目線かでも変わんのかね。
とりあえずギターのイケオジは遊び人だわ。
ナシです。

今の自分に当てはまるところで言うと大した仕事もしてないし貯金もないしって状態である程度の年齢になってるってとこ。
自己嫌悪に陥りそう。
そして落ち着きたいような気もするけど遊びたい気持ちが強い。
全然変わらないな。

そんな中で色々問題を抱えたり壁にぶつかったりしながらも成長して生きていく。
現実だと泥水啜ってるようなことが多くてもやっぱり映画だと綺麗に見えちゃうんだよな。
映画マジックですね。
希望の光が見えた気になっちゃう。

フランシス可愛かったな。
The子供なところも多いけど妙に大人っぽいところがあったり。
懺悔室のシーンは素直すぎるお褒めの言葉に泣いてしまった。
良くも悪くもド正直だからグサッときたり本当に嬉しくなったりしちゃう。
ラストお別れのハグはまた涙。
仕事としても"やり甲斐"だし人間としても"成長"を感じれたんじゃないかな。

まあとにかく良作でした。
34歳になったらもっかい見ます。
おたしん

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