ksr1702

少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト 再生産総集編 ロンド・ロンド・ロンドのksr1702のネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

再生産総集編の名に相応しい内容です。
アニメ本編を幾度と見返した人でも退屈しないと思います。
具体的には、映画用にアレンジ(リメイクといってもいい)されたレビューソング。本編にはなかった新カット。続編への期待と想像を膨らませる演出。

ラストシーンは今までのスタァライトにはなかった劇的な演出もありました。
アニメ本編では舞台少女の死についての言及はあまりなかったけれど、ひかりちゃんが運命の舞台に囚われたあとにキリンが「死せる舞台少女」というワードを使ったのが印象的。
そこと繋げて考えると、きらめきを失うことが舞台少女の死なのか?
加えて、いままで血はタブーと言わんばかりにグロテスクな表現を避けてきたようだったが、ラストシーンのあの大胆な描写にも驚いた。
クロディーヌが言っていた、「舞台は心臓。音楽は鼓動。情熱は血。(うろおぼえ)」という言葉を借りるなら
続編のテーマはおそらく、情熱やきらめきを失った舞台少女が次の輝く舞台を見つける話・・・なのか。
予告を素直に受け取るなら、いままで華恋ちゃんが目指してきたひかりちゃんとの二人のスタァライトがなされた後、自分だけの舞台について考えるといった内容なのかな。
おなじように、ひかりちゃんもばななも自分の運命の舞台をすでに成しているので、中心的人物になってくるでしょうか(純那ちゃんとの会話でその辺りは解消されたのでは?)
もし「舞台少女の挫折」のようなテーマになるとしたら、痛々しい内容になりそうなので覚悟しておきたいですね・・・
考えればキリがないほどワクワクさせられる素晴らしい総集編です
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