このレビューはネタバレを含みます
イスカリオテのマリアについて
イスカリオテは、「イスカリオテのユダ」から裏切り者の意味。マリアはイエスキリストの産みの親。
ゴルゴダの十字架で槍を刺されることから、エヴァンゲリオンがイエスキリストの立ち位置にいるのは明らか。エヴァンゲリオンは英語で福音の意味であることからも。
つまり、イエスキリストの立ち位置であるエヴァンゲリオンの産みの親、ユイやゲンドウとも関わりがあり、エヴァを作った人物の一人でありながら、その後人類補完計画を良しとせず、ネルフを裏切りヴィレに着いた裏切り者といった意味で、マリア(産みの親)でありながら、イスカリオテのユダ(裏切り者)と呼んだ冬月の粋な風刺、あるいはジョーク。
しかして、シリーズに度々登場していた冬月の研究室のメガネの女性がマリであると決定づける一言でもある
今までの謎やらわだかまりやらを一気にまとめて見せながらこちらの心を容赦なく揺さぶってくる
奇跡すら感じる映画の内のひとつ