ksr1702

Diner ダイナーのksr1702のネタバレレビュー・内容・結末

Diner ダイナー(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

事前情報などなにもなく見たが十分楽しめた
全編ドギツイ照明で濃厚な絵面が続く。最初こそ見慣れない表現にとまどっていたところもあったものの、少し慣れれば美しさのほうが競り勝ってしまった
ストーリーは非常にわかりやすかった
千と千尋の神隠しとだいたいおなじ
キャラクターはどれも個性バリバリでピエロの大集会じみた感じだったが
全員がマッドでキテレツなキャラクターというのはむしろ一貫性があって受け取りやすかった。殺し屋=気が狂ってる という常識的な図式を一切崩さない
どこかで見たようなキャラ設定が多かったのもむしろ良い結果を生んでいるように思う。ステレオタイプな殺人鬼が一同に会する、まさに殺し屋が集まる料理店という感じで非常にわかりやすい
観客一人一人にお気に入りのキャラクターができると思う
ブレイズが一番良かった全てがかっこいい
ここからいくつか不満な点
小栗旬の退場が早すぎる(役の名前は忘れた)
虫に完成された美を見出しているという点で個人的にお気に入りのキャラクターになりそうだった
虫にちなんだグロテスクな処刑方法を執るシーンなど期待していた
ボンベロの個性が薄い
一般的に見れば他のキャラクターの個性が強すぎるだけなのだが、この映画においては平均以下と言わざるを得ない
元殺し屋で殺しの腕も一流だっったのなら、それらしいエピソードがあってほしい
ただの熱い料理人じゃん
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