ぬーたん

その住人たちはのぬーたんのレビュー・感想・評価

その住人たちは(2020年製作の映画)
3.5
スペイン産サスペンスはなかなか良作多し!『ロスト・ボディ』『嵐の中で』など。その『嵐の中で』にも出てたオッサン、ハビエル・グティエレスが今作の主役。ジャケの顔からしてもう憎たらしい。その向こうに小さく映ってる男性はマリオ・カサス。好き~♡スペインドラマ『イノセント』ですっかりファンになった。ライアン・レイノルズをさっぱりさせて闘牛士っぽくさせたような(どんなんだ?)がっちり大きな体にシュっとしたイケメン。素敵~!😍
ハビエルが演じるのはハビエル。名前同じでないかーい!😅職を失い家を失いプライドを傷付けられた中年男。元自宅に住み始めたマリオ演じるトマスに関わって行く。設定的には『パラサイト』にちと近い。何となくだけど、韓国人もスペイン人も執着心が強くて恐ろしいイメージがあるんだよね。とにかくしつこい!狙った獲物は逃さんぞ、みたいな。
被害に遭うマリオが好きなんで、とにかく腹が立って仕方ない。ハビエル、やめれ!このハゲ!チビ!などと心の中で叫んじゃう。いや、実際に、ハゲでチビでマリオと比べて月とスッポン!ジェラシー感じる相手じゃないんだよ!恐れ多いぞ!と思うが、マリオの奥さんがアホですぐに騙されるんだ。もう!バカバカ!そしてビックリすることにとんでもない男がもう1人登場する。これはたまげた。こう来たか。でもこの男の結末はちょっとがっかりかな。
サスペンスが段々サイコパスの完全計画になって行き、有り得んの連発に後半は残念。がしかし、或る意味、すごい展開。有り得ないけどあるかもしれん、と思わせる、ハビチビのすさまじい演技。マリオよ、信じる者は救われない。疑うべきだった、このハビハゲを。偶然と悪運を入れてもこんなバカなことがあるわけない、とマリオ贔屓でフガフガ状態😤ただね、お見事!ヒッチコックもビックリのサスペンススリラーサイコ映画だった。マリオ加点、ハビハゲ減点。
キャストが逆だったらもう少し楽しめたかな?スペイン作品に今後も注目しよう!
※おやつはケーニヒス・クローネの『神戸に住んでる小ぐま』というクッキー。神戸の親戚から貰った。バターたっぷり美味しい。ダージリンティーと。
※夕飯は今が旬の鱈でお鍋。鱈、帆立、豆腐、白菜、えのきだけ、水菜、油揚げを大根おろし+ポン酢で。〆は餅入り雑炊に卵たっぷり入れて。キムチ、アスパラ生ハム巻き。
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