まりぃくりすてぃ

VIDEOPHOBIAのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)
4.5
宮崎大祐、初の傑作。ヤリマシタネ!
悪魔のいけにえとフレディマーキュリーとランコムジェニフィックを足して2.3ぐらいで割ったに決まってるジャケ写からして気になるでしょ、ふつう。
男目線で創られたのは冒頭から明らか。予想の外へ外へと航行してゆく、ディープめ大阪エスコート映画。タコヤキ臭くはない。
ビデオ恐怖症のカワイソ女子(殴られたような大きな目をもつモノクロジェニックな廣田朋菜が好演)には私はまあ「信頼しきってない相手とはセックスしないほうがいいよ」とアドバイス。。
脇役たちの喋り方に難ありだったかも。ルネクレールの “人物次々” やジャックロジエの街歩きドリーを遠慮がちに連れてくる気がするチャレンジングなエスコートはおおむね快調。

●●ル●●ズが出演してるっていう前情報は、私には害に。「どこでどう出てくるんでしょ」が中盤以降とっても気になっちゃったから。ようやく出てきたそのサヘ●ロー●は、ウザ怖かった! 「え? えー?…」な! ほんとに! 彼女らが繰り返した拍手というか柏手(かしわで)は、確実に私たちみんなのトラウマになる。トラウマになる。

後半の着ぐるみのとこがもちろん一番好き。

最後ぐらいは予想つかなさを卒業(または中退)して私好みの最イヤ展開になりそうな気がした。ら、最後の最後まで予想外シナリオが暗くて陽気だった。私とはロビンソンの庭ほどには波長が合ってないみたいにも。何せロビンソンの時は三秒後の展開が読めてそのとおりになってなお大満足を繰り返したからね。



▼▼ネタバレ注意▼▼

新カレが元カレと同じ犯罪をしてくれちゃう、のが私の好み。それから女の子がどう狂うかは宮崎さんに一任だ!