むぎたそ

河豚のむぎたそのレビュー・感想・評価

河豚(2011年製作の映画)
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台詞が少なく、美しい情景と表情で孤独と再生を静かに描いていく。
作り方が興味深かった。二人の役者は監督の大学の教え子。脚本作りの段階から俳優が入るから、心情を深く理解した上で撮影に入れる。脚本に俳優の意見も取り入れられるというスタイル。今回は、脚本の女性が主演もしている。
ネットで出会った男女の愛と孤独、ということですが、その字面から浮かべるものとはかけ離れた美しさ……。男がかっこよすぎ……。寡黙、渋い、だが爽やか。キーアイテムとなるフグもストーリー的によいモチーフだなあ、と。監督は映画監督としてよりも、小説家として有名だとか。

ラストの花蓮の花畑がとてもきれいで、行きたくなりました。
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