むぎたそ

ビフォア・サンセットのむぎたそのレビュー・感想・評価

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)
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前作初見なのに十分に浸れずにもう15分後(休憩後)に答え合わせ:現実を突きつけられてしまいました(目黒シネマ)。苦い……。男と女の違いみたいのが浮き彫りになる。男は保存、女は上書き保存。確かに、前作終わりで、お互いに行かない予感はしたよ、、でもどうにかしてあの約束の日に行ってみてもよかったんじゃないかしら、1日遅れでも、たとえ会えなくても(女がね)。そうしてたら不完全燃焼にならなかったよ。
(んだが、男は目の前にいるのが100%ないなって女じゃなかったら「妻とうまくいってないんだ」ってかるーく言うよ!あれはたぶんウソだねー)
君に会いたいから本を書いたんだってのもロマンチックだし(やっぱりひどいのは行かなかった女では?w)、イーサン・ホークのマッチョでない歳の取り方はいいなー。

印象的な台詞:「若い頃は出会いなんてたくさんあると思う。でも後から振り返ってあれはまれだったと気づくの」
これは誰もがアイタタとなるやつ。

ただ、やっぱり、一緒にならなかったからこそ、美しい幻影を見ていられるんじゃないかな?

他の印象的なシーン:
車内でセリーヌがジェシーの頭を触ろうとしてやめるところ

一作目はアメリカ人とフランス人って典型的な感じだったけど、二作目ではアメリカ人の方が繊細な感じしたね。フランス人はざっくばらんになってた。。

『6才のボクが、大人になるまで』かなり好きだけど、これも時間経過って意味では同じことやってるんだね。3作目も観なきゃ。

終わり際が潔くて好き。最初のもこれも。
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