このレビューはネタバレを含みます
【初めてのポール・トーマス・アンダーソン監督作品は、自分には駄目でした。】🙇🏻♂️
※今作は特にネタバレ厳禁な部類の作品だと思うので、これから観るつもりの方は読まないことをオススメします。
まず、自分はポール・トーマス・アンダーソン監督の作品を観るのは初めてです。
特に今作『マグノリア』は
トム・クルーズ出演作品ですし、
何よりベルリン国際映画祭で金獅子賞を受賞するほど評価が高い作品なので期待して観たんですが、
結論から言うと自分にはピンと来なかったというか、鑑賞後に色々とモヤモヤが残る作品でした。😥
🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫
【色んな意味でトム・クルーズはカッコいいです。】
今作は精神的に問題を抱えたキャラクターが多く登場する群像劇なんですが、👥
俳優さんたちはみんな、問題のあるキャラクターをしっかりうまく演じていました。😅
個人的には、
『ミッション・インポッシブル』シリーズの中でも特に『M・I・Ⅲ』が好きなので、
トム・クルーズとフィリップ・シーモア・ホフマンの共演が観れたのも嬉しいです。
あの作品ではフィリップ・シーモア・ホフマンは悪役なんですけど、今作ではうって変わって善き介護士役でした。
あと、トム・クルーズは今作ではアクションを封印してすごく馬鹿げたキャラクターを演じていますが、演技がうまいですね。💮
あんな役を引き受けたトム・クルーズは役者としてカッコいいです。🆒
ジョン・C・ライリーも好きな俳優さんなので、やっぱり彼が出演すると、作品の格が少しあがります。⤴️
ただ、製作者に悪意は無いんでしょうが、
全体的に黒人があんまり善人風に描かれていない、人種のバランスが気になりました。
特に、
わめき散らす黒人女性👩🏾🦱を手錠で動けないようにして部屋を捜索する白人警官👮🏻♂️なんて、
今だったら黒人からの批判の的だと思います。😓そこは気になりました。
とはいえ、全体的には
編集や音楽の使い方や演出が上手いせいか、
長尺の割に退屈しませんでした。
それを踏まえたらもう少しスコアを上げてもいいとは思うんですけどね…。😅
とあるキャラクターの笑顔で終わるラストシーンも好きです。☺️
🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸🐸
【3時間以上の上映時間の作品ではありますが、
カエルが空から降って来るシーンばっかり強く記憶に残りました。】🐸☔️
作品のテーマとしては、
「偶然の重なりあいで人生は回っている。」
「映画みたいなことも現実にあり得る。」
「人を断罪すべきか❓許すべきか❓その判断が難しい。」
「過去に何があったか関係無く、相手を愛する気持ちが大事だ。」
みたいに多くのメッセージを発信している作品だと思うんですが、
ただ、
メッセージの手数が多い分、
自分にはそのひとつひとつがどうも胸に来ないというか、「最終的に何が言いたいの❓」って気持ちになりました。
何より終盤のカエルのくだりが印象に残りすぎて、それまでの展開の記憶が結構吹っ飛んじゃいました。🤯
あそこは正直言って、かなりビックリしました。😅
もし数年後にこの映画の話を誰かとするなら、真っ先に「カエルが空から降ってくるシーンがビックリした。」って言うと思います。
でも、
3時間以上ある映画で1番心に残ったのがそのカエルのくだりってのは、
ちょっと自分の好みには合わなかったってことでしょう。🤏