作家志望の貧困家庭の冴えないぽっちゃり女子が辛口音楽ライターとして成功し挫折しまたやり直そうとする話。部屋の壁にたくさん貼ってある歴史上の推したちがなにかと励ましてくれるのがいい。16歳であんな世界に出入りしてるの明らかにヤバいっつうか平気で夜のつきあいに連れ回してる編集部の連中がおかしいんだよな。彼らの遊びはビジネスの一部みたいなところがあるけど、そんな世界に関わらせるにはジョアンナはまだ幼いし、それわかってて面白がってる連中は罪深いの一言。しかも10代の子にプロをこき下ろさせて面白がってるわけだよ。売れるのかもしれんがそんなんでいいのか。彼女自身も家賃のためと割り切ってやっている。でもその態度が家族を傷つけていくんだよな。そりゃあお金は大事だけどさ。彼女が自分の過ちに気づくところはよくある展開なんだけど、その後自分がこき下ろしたバンドに謝ったというのがすごい。カイトさんもいい人だなあ。相手16歳なんだからあれが正しいんだよな。子供を変に持ち上げて煽る大人はほんとダメだ。
