山本Q

ジョン・ウィック:コンセクエンスの山本Qのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

2からはリアルタイム鑑賞。シリーズを重ねるごとに独自色が強くなり面白くなる期待の新作。
久しぶりの祭りに向けて前三作は直前で予習。今回は真田広之とドニーイェンが楽しみ。



見ている間は至福の時間だった。高めの画面密度で素早いアクションが展開されるので、IMAX上映は適してるかもしれない。それでも初見では何がどうなってるのか追いついていくので精一杯なので、2回目あたりでじっくり堪能するのにもいいかも。

映画はらしさが更に増していて楽しい。
アクションシーンはやはりパリの凱旋門周辺から教会前階段は良かった。3シリーズ作ってきてまだこんなにアクションのアイデアがあるのかと、驚くばかり。
敵キャラがどんどん魅力的になってゆくのもまた良い。今作のっメイン悪役ビルスカルスガルドはもちろん良かったけど、ロシアの金歯がとても良かった。殺し合う4人が一堂に会する展開も良かったし、そこからのポーカー流れも良かった。どうせ撃ち合うのはわかっているのにも関わらずちゃんとしてドキドキワクワクさせる演出が進化していると思った。また、口だけのクズ系かと思いきや意外と動きが素早くて回し蹴りなんかも綺麗で良い。なぜおとなしく死なない?と名台詞も飛び出してキャラの造り込みに唸らされる。

注目の2人+ノーマークのノーバディもちろん最高だった。なんと言ってもドニーイェン。まさかハリウッド大作で2回目の座頭市にはびっくり。東洋人には盲目の剣士であって欲しいという切実さが伝わってくる。サングラスに白いタートルネックとファッションも絶妙。アクションは最高、ストーリー的にも誰もが好きになってしまう展開で、ジョンウィック製作サイドのドニーイェンアゲが激しい。

ちなみにこのチーム、ローレンスフィッシュバーンの使い方がピカイチなんじゃ無いだろうか。

ストーリー的にはいつものヤツにも思えるけど、だんだんアクション以外のパートが増えてる気がする。さすがに長いお付き合いで、キャラそれぞれに思い入れもあるからかしら。

兎にも角にもジョンウィックを見る喜びが堪能できて幸せすぎた。
山本Q

山本Q