酒は飲んでも呑まれるな……
お酒を通して人生揺れ動いた人達の話
主演のマッツ・ミケルセンさんの華麗な飲酒&ダンスが素敵な予告編にやられた映画。
血中アルコール濃度を一定に保つ実験をする事になる主人公たち。アルコールありのテンションで事態が好転していく前半〜崩れていく後半。まさにお酒との付き合いに似ています…。
アルコール依存的に歯止めが効かなくなっての破滅的なシーン・展開は身近な恐怖といえます。反面、終盤でも飲酒による緊張緩和、テンションアップなどが完全にダメという描き方でもない。この実験、お酒を使って本音を言えた事でプラスもマイナスもあったり、最後も希望のある終わり方。
最後まで、お酒によるプラスマイナス両面をきちんと描いています。お酒に限らずモノは使いよう。モノに罪はないし、どう付き合っていくか、どう使うかが大事という事を改めて感じました。
下手でもダメでも頑張って生きてこうよ。これからも人生は続く、辛い事だけじゃない楽しい事もある。今日はお酒飲もうよ!踊ろうよ!
ラストの飲酒・ダンス・ダイブ!にはそんなメッセージを感じました。